役員選挙実施のお知らせ

評議員の皆さまは必ずご確認下さい。

役員選挙実施のお知らせ

2024年8月26日

一般社団法人日本救急救命士会
評議員(社員) 各位

一般社団法人日本救急救命士会
会長 喜熨斗 智也

 一般社団法人日本救急救命士会の第一期役員について、役員(理事)立候補者が理事最大人数である17名以上となりましたので、第一期役員(理事)選出選挙を実施いたします。なお、役員(監事)につきましては立候補者が最大人数以内であったため全員当選とし、当該当選者の選任を評議員会へ諮るものとします。役員(監事)の詳細は別途お知らせいたします。

選挙について

選挙方法:インターネットを利用した電子投票(定款施行細則 第16条4項)

投票期間:2024年9月3日(火) 9:00 ~ 2024年9月5日(木) 23:59

持ち票数:5票(同じ立候補者に重ねて投票は出来ません)

投票の委任:不可

その他
・Web投票の方法は9月2日までに評議員名簿に登録されているメールアドレスへご案内いたします。
本ページURLならびに役員(理事)立候補者のプロフィールを当会評議員以外へ共有する事は厳にお控えください。

役員(理事)立候補者一覧

一ノ瀬 佳彦岸和田市消防本部
植田 広樹国士舘大学 防災・救急救助総合研究所
大石 奨豊⽥市消防本部
萱沼 実富士五湖広域行政事務組合富士五湖消防本部
菊地 誠二陸上自衛隊 衛生学校
北原 学国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院
北村 浩一石橋地区消防組合
喜熨斗 智也国士舘大学体育学部スポーツ医科学科
久保田 竜也松本市立病院
近藤 誠人国立大学法人浜松医科大学 地域創成防災支援人材教育センター(R-CEC)
佐方 祐貴株式会社FAST LINK
澤田 仁京都橘大学 健康科学部 救急救命学科
髙橋 貴美市立青梅総合医療センター
津波古 憲国士舘大学体育学部スポーツ医科学科
中川 貴仁弘前医療福祉大学短期大学部救急救命学科
沼田 浩人日本医科大学多摩永山病院
長谷川 汐里JEMSリンクル株式会社/日本救急システム株式会社
福岡 範恭京都橘大学 健康科学部 救急救命学科
藤井 紳伍社会医療法人 仙養会 北摂総合病院
三上 剛人吉田学園医療歯科専門学校
宮崎 伊佐夫日本赤十字社 伊勢赤十字病院 救急部
宮部 泰直むさしの病院
吉井 友和出雲市消防本部
若松 淳弘前医療福祉大学短期大学部救急救命学科

役員(理事)立候補者 詳細

(掲載内容は原則 原文ママで掲載しております。事務局では体裁の修正のみ実施しております)

一ノ瀬 佳彦

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
一ノ瀬 佳彦1974年7月31日50歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
岸和田市消防本部無し
学歴
2024年3月大阪公立大学大学院医学研究科修士課程 終了
職歴
1996年4月岸和田市消防本部 入職
業績
2024年3月(共著)救急救命士による小児院外心停止事案に対するアドレナリン投与の実態 黒﨑 久訓 一ノ瀬 佳彦.救急救命士ジャーナル 2024年;4巻:39-46
役員としての所信表明

 私は2010年に救急救命士免許取得後、救急隊員として病院前救護の前線に立つ傍ら、主に統計学的手法を用いた調査研究を学びながら、学術集会等における学会発表を継続してまいりました。
 救急業務は救急医学の一翼を担い、医学であるからには科学的根拠に基いた医療、すなわち処置と観察を行うことが求められます。根拠に基いた医療を提供するには、統計学を始めとする科学的手法を用いた効果検証と諸外国で行われた先行研究等を参考に我が国の救急業務の高度化を図ることは必須であり、私は、本会定款に記された事業のなかでも、(1)救急医療の質の向上に関する事業、(4)救急救命士制度への提言に関する研究事業、(7)公共福祉の向上に関する事業、(9)学術研究の振興に関する事業、(10)救急救命士の国際交流に関する事業に強い関心を持っています。
 役員に選出された暁には、とくに上記の事業について尽力いたしたく存じます。


植田 広樹

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
植田 広樹1972年4月29日52歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
国士舘大学 防災・救急救助総合研究所有り:喜熨斗 智也設立時理事
学歴
2014年3月国士舘大学大学院救急システム研究科 修士課程 卒業
職歴
1994年4月御前崎市消防本部 職員(2010年3月まで)
2010年4月静岡県消防学校 救急担当教官(2012年11月まで)
2013年1月東海医療工学専門学校 救急救命科 専任教員(2016年3月まで)
2016年4月国士舘大学大学院 救急システム研究科 助手(2017年3月まで)
2017年4月明治国際医療大学 保健医療学部 救急救命学科 教授(2021年3月まで)
2021年4月国士舘大学 防災・救急救助総合研究所 教授(現在に至る)
業績
【社会における活動】
2018年8月一般社団法人全国救急救命士教育施設協議会 理事兼事務局長
2019年6月一般社団法人民間救命士統括体制認定機構 理事兼事務局長
2019年6月一般社団法人日本救護救急学会 理事兼事務局長
【研究業績】
2023年9月Improvement in regional disparities in prehospital emergency medical care systems using the prehospital care index:a study of how the timing of adrenaline administration by paramedics cerebral impacts functioning prognosis. Journal of EMS Medicine. 2023;2(1):31-38.(筆頭)
2017年1月Quick epinephrine administration induces favorable neurological outcome in out-of-hospital cardiac arrest patients.American Journal of Emergency Medicine.2017;35(5);676-680(筆頭)
役員としての所信表明

 私は、別組織である「日本救急救命士協会」の会員でもありましたが、職能団体として全く機能していない現実を目の当たりにしてきました。本来であれば救急救命士の諸問題について解決する場であったにもかかわらず、何も議論すらされず、運営そのものに疑問を感じていました。
 全国救急救命士教育施設協議会の会員として、「救急救命士の利活用委員会」の委員の皆さまや全会員の皆さまと、こうして発起人会の設立から、救急救命士の思いをひとつにする新たな団体設立に係わらせていただき、とてもうれしく思っております。
 引き続き役員となり、この「日本救急救命士会」により、救急救命士が抱える諸問題を一つずつ解決できるよう精一杯活動して参りたいと思います。


大石 奨

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
大石 奨1979年3月12日45歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
豊⽥市消防本部有り:三上 剛人
学歴
1999年3⽉東海医療⼯学専⾨学校救急救命学科 卒業
2005年3⽉⽇本福祉⼤学福祉経営学部福祉・医療マネジメント学科 卒業
2010年3⽉熊本⼤学⼤学院社会⽂化科学研究科教授システム学専攻博⼠前期課程 修了
職歴
2000年4⽉豊⽥市役所 消防職採⽤(現在に⾄る)
2016年4⽉福島県⽴医科⼤学⼤学院 ⾮常勤講師(2018年3⽉まで)
2017年4⽉熊本⼤学 教授システム学研究センター 連携研究員(2023年3⽉まで)
2022年4⽉学校法⼈⽇本教育財団 名古屋医専 救急救命学科 ⾮常勤講師(現在に⾄る)
2023年4⽉熊本⼤学 教授システム学教育実践⼒開発拠点 連携研究員(現在に⾄る)
業績
2008年4⽉第3回医療の質・安全学会 学術集会 プログラム委員(2008年12⽉まで)
2008年4⽉国際蘇⽣科学シンポジウムI-Ress実⾏委員(2009年3⽉まで)
2008年6⽉(投稿)めぐりあえて〜病院外⼼停⽌より蘇⽣された側からの証⾔ レジデンスノート10(6),940-943
2009年4⽉総務省消防庁消防防災科学技術研究制度⽀援事業 集う蘇⽣の⼼プロジェクト委員(現在に⾄る)
2010年4⽉ICLSシンポジウム 実⾏委員⻑(2012年3⽉まで)
2015年4⽉第7回⽇本医療教授システム学会・学術集会 プログラム委員(2016 年3 ⽉まで)
2016年3⽉第8回⽇本医療教授システム学会総会・学術集会 ポスター優秀賞 受賞
2019年1⽉JRC蘇⽣ガイドライン2020ファーストエイド作業部会員(2021年3⽉まで)
2021年4⽉愛知県消防学校 講師(2022年3⽉まで)
2023年4⽉第16回⽇本医療教授システム学会・学術集会 プログラム委員(2024年3⽉まで)
2023年6⽉JRC蘇⽣ガイドライン2025ファーストエイド作業部会員(現在に⾄る)
2024年5⽉(書籍)多職種の思考でとらえる臨床実践集 ER・ICU・病棟・在宅36の場⾯とチームアプローチ,ヴェクソン医療看護出版
役員としての所信表明

 私は、1999年に救命⼠資格を取得したが、消防救急業務に従事しながら各⽅⾯での取り組みにも参加してきた。この中で、感じてきたことから2点について所信を表明する。
 1点⽬は、教育体制の構築である。資格制度開始から30年以上も経過するにも関わらず、救急救命⼠が救急救命⼠を育てる環境整備の充実は喫緊の課題である。また、屋根⽡式や徒弟制など従前の教育体制は、社会の変化とともにニーズに合致することが難しくなっていることから、根拠に基づいた教育を⾏うために教育設計学(インストラクショナルデザイン)を⽤いた教育研修を広めていきたいと考える。
 2点⽬は、救急救命⼠の認知度向上である。医学の進化や社会ニーズの変化とともに救急救命⼠の処置⾏為が拡⼤され、救急救命⼠への期待が益々⾼まっている。しかしながら、救急救命⼠が医療従事者の⼀員であることや実施できる処置の認知度が低く、専⾨職としての地位を確⽴させるにはさらなる努⼒が必要である。病院救命⼠など、すべての救急救命⼠が労働に⾒合った対価が⽀払われるようにも、認知度向上を図っていきたいと考える。


萱沼 実

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
萱沼 実1973年9月7日50歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
富士五湖広域行政事務組合富士五湖消防本部有り:喜熨斗 智也
学歴
2021年3月国士舘大学大学院救急システム科 博士課程満期退学
職歴
1992年4月富士五湖広域行政事務組合富士五湖消防本部 入職
2018年4月昭和大学富士吉田教育部 客員講師
2022年4月富士五湖消防本部管理課付広報室長(消防司令長)
2023年4月昭和大学富士吉田教育部 客員教授
業績
2024年4月一般社団法人 日本救急救命学会 評議員
(論文)
2021年11月(原著)高齢者による心停止通報に関するコミュニケーション特性の分析: 萱沼実, 田中秀治, 匂坂量 他, 国士舘 防災・救急救助総合研究2021, 第7号, P21-P33.
2021年6月(原著)Increasing the shockable rhythm and survival rate by dispatcher-assisted cardiopulmonary resuscitation in Japan: Minoru Kayanuma , Ryo Sagisaka, Hideharu Tanaka, et al: Resuscitation Plus. Volume 6, June 2021, 100122.
2020年9月(共著)Stepwise improvement of dispatcher-assisted cardiopulmonary resuscitation for out-ofhospital cardiac arrestpatients in Japan: an observational study: R Sagisaka, K Nakagawa, M Kayanuma, et al:, Resuscitation Plus. Volume 3, September 2020, 100013.
2021年3月(博士論文)口頭指導が除細動可能波形および生存率の増加へ与える影響.
2023年12月(原著)富士北麓医療圏の一地域における緊急・重症傷病者に対するドクターヘリ・ドクターカー搬送効果の検討: 萱沼 実, 匂坂 量, 田中 秀治 他, 救急救命士ジャーナル, 3(4) 180-190.
2024年6月(原著)通信指令員の非技術的コミュニケーションスキルの評価: 萱沼 実, 匂坂 量, 田中 秀治 他, 救急救命士ジャーナル, 4(2) 95-101.
(寄稿・投稿)
2005年「コミュニケーションスキルの必要性」 救急医療ジャーナル
2015年「富士五湖まちかど救急ステーションで地域を守ろう!」 月刊フェスク
2015年「消防の動き」~先進事例紹介~《救急・指令業務の多言語対応について》 平成27年, 7月号, P32-P33
2019年『「PBD(Preventable Blind Communication Death)の撲滅の取り組み」は「PD(Preventable Death)撲滅」の第一歩』2019年, 1月号, P123
2022年「~大学院に挑戦した救急救命士たち~」 救急救命士ジャーナル2巻4号
2023年「経験伝承 ~通信指令員のブラインドコミュニケーションによる状況評価~」 救急救命士ジャーナル3巻3号
(学会発表)
2020年Jefferson Empathy Scale(JSPE)を活用した通信指令員のコミュニケーションスキル評価 日本臨床救急医学会
2023年Changes in Chest Compression Fraction after the introduction of High-Performance CPR Training in Fujigoko Fire Department, Yamanashi, Japan. EMS-Asia
2024年ハイパフォーマンスCPR(HP-CPR)~CPRの質と社会復帰率をもう一歩前へ~ 全国救急隊員シンポジウム
他14回発表(共著含む)
(教育指導や運営)
・世話人経験
JPTEC、ICLS、AHABLS
・指導経験
HP―CPR、AHAACLS、ITLSアドバンス、ISLS、PSLS、PCEC
【消防関係教育歴】
・2013年 消防大学校 緊急消防援助隊教育科NBCコース修了
・2015年 救急救命九州研修所 指導救命士養成研修修了
(救急救命士国家資格・公的資格一覧)
【救命士関係】
・2003年 救急救命士 登録
・2008年 山梨県メディカルコントロール協議会認定 硬性喉頭鏡を用いた気管挿管
・2010年 山梨県メディカルコントロール協議会認定 薬剤投与(心肺停止傷病者に対するアドレナリン投与)
・2016年 山梨県メディカルコントロール協議会認定 2処置拡大(心肺機能停止前重度傷病者に対する静脈路確保及び輸液、血糖測定並びに低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与)
・2016年 山梨県メディカルコントロール協議会認定 ビデオ硬性喉頭鏡を用いた気管挿管
・2017年 山梨県メディカルコントロール協議会認定 指導救命士
・2020年 化学テロにおける神経剤解毒剤自動注射器の使用に関する研修修了 インストラクター
【国士舘大学大学院】
・優秀修士論文賞受賞・救急救命学博士取得(甲 救博か第七号,2022年)                      
【国家資格】
1. 救急救命士 2. 第1種衛生管理者 3. 潜水士 4. 2級ボイラー技士 
【公的資格】
5. 乙種火薬類取扱保安責任者 6. 高圧ガス製造保安責任者(丙種化学)
7. 毒物劇物取扱責任者(一般) 8. 防災士 9. 乙種1類危険物取扱者
10. 乙種2類危険物取扱者 11. 乙種3類危険物取扱者 12. 乙種4類危険物取扱者
13. 乙種5類危険物取扱者 14. 乙種6類危険物取扱者 15. 乙種6類消防設備士
【無線関係】
16. 第4級アマチュア無線技士 17. 第2級陸上特殊無線技士
18. 第3級海上特殊無線技士 19. 航空特殊無線技士
【運転関係】
20. 大型免許 21. 普通免許 22. 大型特殊 23. 自動二輪(普)
24. けん引 25. 高所作業車 26. 車両系建設機械(整地運搬ほか)
27. 車両系建設機械(解体) 28. 小型移動式クレーン 
29. 第2級小型船舶操縦士
【技能関係】
30. ガス溶接技能士 31. 足場組立等作業主任者
32. ボイラー技能講習および実技講習 33. 玉掛け 34. 救急再圧員
35. 酸素欠乏症,硫化水素中毒危険作業主任者 36. 特定化学物質等作業主任者
37. コンクリート破砕機作業主任者 38. 鉛作業主任者 39. 有機溶剤作業主任者
40. ダイバーCカード 41. 特定高圧ガス取扱主任者(特殊高圧ガス)
42. テクニカルロープレスキュー 43. 石綿作業主任者
44. 不整地運搬車技能講習
【救急関係】
45. 医療環境管理士 46. 第2種滅菌技士
47. 医療機関等を対象にした特別管理産業廃棄物責任者
48. 医療ガス保安管理技術者講習
・日本臨床救急医学会
・日本救急救命学会
役員としての所信表明

 救急救命士が教育と研鑽に根ざした専門性に基づき、救急医療の質の向上を図るとともに、国民の幸福を追求し続けられる環境づくりを推進し、社会のあらゆるニーズに応える救急救護領域の開発と展開を図ることにより、国民の安全と安心に寄与することを目的とした日本救急救命士会の理事に立候補いたします。
 消防救命士、病院救命士、民間救命士など幅広い職業に就く救急救命士とともに、開発・発展することにより、社会に貢献できる救急救護領域が幅広いものとなっていきます。その中でも、私は職業に関する資格制度の発展と様々な資格がある中で、救急救命士による資格取得の免除規定(介護職員初任者研修課程など)がなされていないことが多くあり、懸念材料だと考えております。これらを日本救急救命士会に提言するとともに、会長、副会長を補佐しながら発展に貢献したいと考えております。


菊地 誠二

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
菊地 誠二1977年12月5日46歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
陸上自衛隊 衛生学校有り:植田 広樹
学歴
1996年3月福島県立内郷高等学校 卒業
2022年3月国士舘大学大学院 救急システム研究科 修士課程 卒業
職歴
1996年3月陸上自衛隊 入職
業績
2012年1月一般社団法人 日本災害医学会員
2015年8月一般社団法人 防衛衛生学会員
2022年4月一般社団法人 日本臨床救急医学会員
2022年10月一般社団法人 全国救急救命士教育施設協議会 国際委員会 委員
2023年3月国士舘大学 防災・救急救助総合研究所 嘱託研究員
2009年12月ICLS(日本救急医学会認定 二次救命処置コース)インストラクター
2009年3月JPTEC(日本救急医学会認定 病院前外傷救護コース)世話人・インストラクター
2011年3月ITLS-advance(米国救急医学会認定 病院前外傷救護コース)インストラクター
2012年6月ITLS-access(米国救急医学会認定 車両事故救護コース)インストラクター
2018年5月PHTLS(全米救命士協会認定 病院前外傷救護コース)インストラクター
2013年4月MCLS(日本災害医学会認定 多数傷病者対応コース)世話人・インストラクター
2014年1月MCLS-CBRNE(日本災害医学会認定 テロ・特殊災害対応コース)インストラクター
2022年11月PBEC(日本熱傷学会認定 病院前熱傷救護コース)インストラクター
2024年11月TCCC(全米救命士協会認定 戦術的第一線救護コース)インストラクター
2022年3月(著書)陸上自衛隊における救急救命士の現状と指導的救急救命士の育成について 救急救命士ジャーナル Vol.2 No.1 2022 P.13-P.15
2022年6月(著書)陸上自衛隊の救急救命士について 救急救命士ジャーナル Vol.2 No.2 2022 P.54-P.57
2022年1月(学位論文)第一線救護衛生員による緊急救命行為技術の効果的な練度維持の為の検討
2021年1月(口頭発表)ウェアラブルカメラを用いた救急救命士シミュレーション訓練の教育効果について 防衛衛生学会
2021年5月(口頭発表)JPTECブラッシュアップセミナー:全国公募のJPTECプロバイダーコースにおけるコロナ禍での感染拡大防止策 日本臨床救急医学会 境野高資、菊地誠二、他9名、共著
2022年3月(口頭発表)陸上自衛隊における救急救命士の専門性について 救急救命士フォーラム シンポジスト
2022年5月(口頭発表)JPTECの初期評価をバーチャル(VR)教材で学ぶ 日本臨床救急医学会 清住哲郎、関根康雅、菊地誠二、他2名、共著
2022年5月(口頭発表)JPTECコースの現状と課題、今後の展開に向けて~感染拡大防止対策の実際と今後に生かせる教訓について  日本臨床救急医学会
役員としての所信表明

 私は、陸上自衛隊における救急救命士教育に長年携わっておりますが、これまで培ってきた知識と経験を、救急救命士の職能団体である当会の発展に貢献するため、理事に立候補させていただきます。
 私の主な経験は、様々な災害派遣やその他国際活動等の対応において、迅速かつ的確な判断力と技術が求められる環境での訓練や実働を通じて培われました。これらの経験を通じて得た実践的な知識を、救急救命士会での様々な事業にぜひ生かせたらと思っております。特に、教育訓練や災害対応という点については、より実践的かつ即応性を高めるための研修やガイドラインの整備を推進し、全国の救急救命士が統一された認識の下で高水準の対応を実現できるよう取り組めたらと思っております。
 また、官民連携の強化という点でも当会の存在意義は非常に大きいものと認識しております。そのため、非常時において迅速で効果的な連携がスムーズにとれるよう、連携強化に資する取り組みを行なってまいります。

 私自身、救急救命士が持つ能力を最大限に引き出すことが、結果として救命率の向上と非常時対応力の強化をもたらすものと認識しております。救急救命士の職能向上を図るべく尽力いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。


北原 学

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
北原 学1982年4月14日42歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院有り:喜熨斗 智也
学歴
2006年3月国士舘大学体育学部スポーツ医科学科 卒業
職歴
2006年4月東京北部病院 入職
2010年9月東京北部病院 退職
2010年9月国立国際医療研究センター病院 入職
2024年7月国立国際医療研究センター病院 主任救急救命士へ昇任
業績
2015年10月一般社団法人 日本臨床救急医学会 国際委員会委員(2019年まで)
2017年4月カンボジアにおける救急医療体制強化活動の実施(継続中)
2018年10月チーム医療における救急救命士の役割.救急医学42巻11号. 田中秀治, へるす出版, 東京, p1551-1555, 2018.
2019年JPTEC関東世話人
2020年2月第34回日本中毒学会東日本地方会 優秀演題賞 「当院におけるCBRNE災害発生に備えた準備状況について」
2021年9月一般社団法人 民間救命士統括体制認定機構 日本病院救命士ネットワーク委員会 委員
2022年2月改訂第2版 救急処置スキルブック 第ⅩⅢ章 病院内での実習スキル
2022年2月医療機関に所属する救急救命士に対する研修の講師となる人材のための講習会 講師(継続中)
2022年10月一般社団法人 日本臨床救急医学会 医療機関に所属する救急救命士に関する検討委員会 委員
2023年2月令和4年度医療機関に所属する救急救命士業務実地修練 講師
2023年12月日本病院救急救命士ネットワーク 幹事・教育研修員会担当幹事
2023年12月救急救命士ジャーナル3巻4号
2023年12月令和5年度医療機関に所属する救急救命士業務実地修練 講師
2024年6月JPTEC東京 事務担当
役員としての所信表明

 様々なフィールドで活躍されている救急救命士の皆様と協力して、今よりもさらに国民から頼られる救急救命士になることを目指していきたいと思います。救急救命士が活躍していくには課題が多くありますが、一つずつ解決して、救急救命士の将来を作っていけるよう皆様と協働していきたいと思います。
 また、国内だけでなく海外にも目を向け、本邦の救急救命士が世界を牽引していく存在になれるよう、国際的な活動も検討していきたいと思います。


北村 浩一

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
北村 浩一1972年7月5日52歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
石橋地区消防組合有り:喜熨斗 智也
学歴
1991年3月栃木県立石橋高等学校 卒業
1995年3月足利工業大学 卒業
職歴
1995年4月森永スナック食品株式会社 入社
1997年4月石橋地区消防組合 入職
業績
2019年11月令和元年度 栃木県救急研修会 企画・運営
2020年8月(資料)救急隊が行う全身固定の必要性 北村浩一、米川力、日本臨床救急医学会、2020年:23巻:4号:p. 632-635
2023年6月一般社団法人 日本救急救命学会 副理事長(2025年3月まで)
2024年3月令和5年度 栃木県救急実技研修会 企画・運営
役員としての所信表明

 平成3年に救急救命士が誕生して33年が経ちました。33歳の救命士がようやく自立するときが来ました。
 私が救命士になるために消防へ入職して27年、救命士となって17年。振り返ると救命士のために出来ることがもっとあったのではないかと思っています。
 これまで、理解のある医師、看護師の方々のご協力を得ながら育ってきた私たちは、これからは自分たちの力で後輩たちを育て、職域を開拓し、学問を構築し、ひいては定款の目的にある「救急医療の質向上」「国民の幸福を追求し続けられる環境づくりを推進」「救急救護領域の開発と展開し国民の安全・安心に寄与」を達成しなくてはなりません。この目的達成のために私は微力でありますが、皆さんと力を合わせて尽力いたします。


喜熨斗 智也

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
喜熨斗 智也1982年8月4日42歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
国士舘大学体育学部スポーツ医科学科有り:福岡 範恭設立時会長
学歴
2005年3⽉国⼠舘⼤学体育学部スポーツ医科学科 卒業
2007年3⽉国⼠舘⼤学⼤学院スポーツ・システム研究科救急救命システム専攻 修了
職歴
2007年4⽉国⼠舘⼤学⼤学院スポーツ・システム研究科 研究科助⼿
2010年4⽉国⼠舘⼤学⼤学院救急システム研究科 研究科助⼿
2012年4⽉国⼠舘⼤学防災・救急救助総合研究所 準職員
2014年4⽉国⼠舘⼤学体育学部こどもスポーツ教育学科 助教
2017年4⽉国⼠舘⼤学体育学部スポーツ医科学科 助教
2018年4⽉同 講師
2021年4⽉同 准教授
下記は⾮常勤講師または職員
2006年4⽉⽇本医科⼤学多摩永⼭病院 救命救急センター ⾮常勤職員
2012年4⽉京都橘⼤学 現代ビジネス学部 ⾮常勤講師
2018年8⽉⽇本⾚⼗字社医療センター 救命救急センター ⾮常勤職員
2021年7⽉公益財団法⼈ 東京オリンピック・パラリンピック競技⼤会組織委員会⼤会運営局 医療サービス部 会場医療計画課 会場医療計画チーム 主事
業績
(所属学会)
2005年4⽉⼀般社団法⼈ ⽇本臨床救急医学会 評議員
2014年4⽉⼀般社団法⼈ ⽇本救急救命学会 理事
2015年10⽉⼀般社団法⼈ ⽇本救護救急学会 理事
2024年8⽉⼀般社団法⼈ ⽇本搬送学会 理事
(論⽂)
2018年8⽉Tomoya Kinoshi et al: Mobile Automated External Defibrillator Response System during Road Races. N Engl J Med. 2018 Aug 2;379(5):488-489.
2024年6⽉福岡 範恭, 喜熨⽃ 智也: 救急救命⼠の専⾨性と認定制度についての検討課題―看護師における専⾨職化の経緯から―. 救急救命⼠ジャーナル. 2024;4(2):88-94.
(社会活動)
2017年9⽉⼀般社団法⼈ ⺠間救命⼠統括体制認定機構 理事
2020年12⽉救急救命⼠ジャーナル編集委員会 編集委員⻑
2023年1⽉救急救命⼠標準テキスト第11版 編集委員会 委員(編集・執筆)
2023年8⽉厚⽣労働省 救急医療の現場における医療関係職種の在り⽅に関する検討会ワーキンググループ 構成員
2024年1⽉⽇本蘇⽣協議会(JRC)蘇⽣ガイドライン2025 BLS作業部会 部会員
2024年4⽉⼀般社団法⼈ ⽇本救急救命⼠会 会⻑
役員としての所信表明

 これまで様々な職域や⽴場の救急救命⼠から、それぞれが抱える問題点や課題を伺ってきました。私は、救急救命⼠を養成する教員として、学⽣にただ資格を取らせるだけで満⾜してはならないと考えています。救急救命⼠としてやりがいを持ち、能⼒を最⼤限に発揮し続けられる環境や制度を作り出すことが重要です。そして、いつまでも誇りを持って働けるよう、その資格の価値を維持し続けなければならないと思いました。これが私の原点であり、この考えを基にして、業績欄に記載した様々なチャレンジを⼀つひとつ実⾏してきました。
 ⽇本救急救命⼠会の役員に就任した際には、様々な職域で活躍するすべての救急救命⼠が加⼊しやすく、また加⼊したいと思える組織を作り上げたいと考えています。職域の垣根を超え、互いを尊重し協⼒し合い、平等に声を上げることができる環境を整え、その声を⼀つにまとめ、⼀枚岩となれるような組織基盤を築いてまいります。その上で、救急救命⼠が直⾯する多様な環境に対し、⾃ら問題を解決し乗り越える⼒を⾝につける「⾃⽴」、そして法律を遵守し医療従事者としてのプロフェッショナリズムと⾼い倫理観を持つ「⾃律」、この両⽅を⾼めることが重要だと考えます。これらの「⾃⽴」と「⾃律」を向上させることで、救急救命⼠の職能をさらに成⻑させ、理想とする制度に変⾰できる⼒になると信じています。救急救命⼠の原点である「国⺠の⽣命を守る」という使命のために、救急救命⼠の皆さんと⼀緒にその思いをひとつにし、理想とする未来を共に築いていきたいと考えています。


久保田 竜也

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
久保田 竜也1987年12月29日36歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
松本市立病院無し
学歴
2009年3月東海医療工学専門学校 卒業
2016年3月独立行政法人国立病院機構信州上田医療センター附属看護学校 卒業
職歴
2009年10月諏訪広域消防本部 入職
2012年6月諏訪広域消防本部 退職
2012年7月安曇野赤十字病院 入職(院内救命士)
2013年3月安曇野赤十字病院 退職
2016年4月独立行政法人国立病院機構まつもと医療センター 入職(看護師)
2018年3月独立行政法人国立病院機構まつもと医療センター 退職
2018年4月松本市立病院 入職
業績
救急救命士消防行政・院内・OpenChatにおけるAssessment&Planning企画等
看護師小児科病棟・地域包括病棟・外来・処置室・訪問看護・透析室等
診療情報管理士DPC・COVID-19Registry・看護必要度・NCD・医療安全・Data抽出等
役員としての所信表明

 立候補に当たり所信を述べさせていただきますので、ご一読いただければ幸いです。
近年、未曾有の感染症や数多の自然災害、人口動態の変化に伴う救急医療需要の増大など救急救命士に期待される役割が急速に拡大し、変化している現代社会において、国民の生命と財産を守る尊い使命と責任に日々まい進しておられる皆様、ご家族や関係者に心より御礼申し上げます。

 消防はじめ病院へ転職した当時は救急救命士としてのキャリアを描いておりましたが、家庭の事情や就労環境が現在ほど整っていなかったこと、加えて怪我による留年等苦労して取得した背景もあり、中断することへの歯がゆさは人並み以上に有していたと存じます。
その中、この度の日本救急救命士会設立の知らせがありました。「フィールドに再び立ちたい」「紆余曲折こそしたが、その経験を全体のために何かできることがしたい」という強い思いが、今回の立候補に至った次第です。

様々な課題がある中、私といたしましては統一ガイドライン制定と情報共有が重要と拝察します。
現在、救急救命士法、保助看法等に適当でない業務が独自裁量や解釈にて行われている例を耳にすることもございます。標準化を担保することは、今後教育研修や認定制度等をはじめ様々な領域に置きましても基礎的かつ重要な位置づけであると拝察します。
また「会」というスケールメリットが、より発揮されるような効果的情報共有の体制構築を思案しております。
①インシデント、アクシデント事例共有による医療安全寄与。
②各機関より疑義内容(診療報酬や法的解釈等)を取りまとめ、各省庁へ照会。回答の共有及び統一ガイドラインへの根拠づけ等。
③DX分科会構想:各分科会(消防・医療・教育・その他)ごと自施設における課題点や現状等を議題提出→一覧・フォーマット化→他施設が返答(所属運用例の提示やアドバイス等)によるソリューション機能の構築(非対面にて可能なところは非対面かつDX化にて最大限包括し、対面にてより効果が期待されるところへ時間等注力していくという考え)等、一例となりますが、これまでの経験や知見を活かし、微力ながら全体のためにお力になれれば幸いです。

以上、稚拙な文章ではございますが、皆様のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


近藤 誠人

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
近藤 誠人1983年8月11日41歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
国立大学法人浜松医科大学 地域創成防災支援人材教育センター(R-CEC)無し
学歴
2006年3月国士館大学体育学部スポーツ医科学科 卒業
職歴
2006年4月静岡県 磐田市消防本部 入職
2023年3月静岡県 磐田市消防本部 退職
2023年4月TXPmedical株式会社 入職
2023年10月TXPmedical株式会社 退職
2024年1月国立大学法人浜松医科大学 地域創成防災支援人材教育センター 入職
業績
2023年6月第15回プライマリ・ケア連合学会学術大会 住民が選ぶ優秀ポスター賞 こども救命士になろうプロジェクト:救急医療教育による地域社会への影響
役員としての所信表明

 私は2006年に国士館大学体育学部スポーツ医科学科を卒業後、磐田市消防本部に入職し、2023年まで17年間にわたり救急救命士として従事してまいりました。その後、TXPmedical株式会社での短期間の勤務を経て、2024年1月からは国立大学法人浜松医科大学の地域創成防災支援人材教育センターにて地域の専門職人材へ防災教育活動、救急DXに取り組んでいます。
 長年の経験を通じて、救急医療の現場で培った知識と技術を活かし、地域社会への貢献を続けてきました。特に、「こども救命士になろうプロジェクト」においては、第15回プライマリ・ケア連合学会学術大会で住民が選ぶ優秀ポスター賞を受賞し、地域社会への教育的影響を評価いただきました。
 この度、評議員としてだけでなく、役員にも立候補し、救急救命士が活躍する場のさらなる発展に寄与したいと考えております。私の経験と実績を基に、救急医療の質の向上と職業倫理の確立に努め、国民の安全と安心を守るための活動を推進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


佐方 祐貴

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
佐方 祐貴1985年11月15日38歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
株式会社FAST LINK無し
学歴
2007年3月福岡医健専門学校救急救命科卒業
職歴
2008年5月津久見市消防本部入庁
2010年3月津久見市消防本部退職
2010年4月熊本市消防局入局
2021年7月熊本市消防局退職
2022年8月合同会社FAST LINK設立(現株式会社FAST LINK)
業績
2012年4月病院前における12誘導心電図データの検証 著者名:佐方祐貴 真鍋裕路 日本臨床救急医学会雑誌15巻2号
2013年4月救急現場におけるピットフォール回避への取組み 著者名:佐方祐貴 プレホスピタルケア26号
2014年6月乳児の呼吸不全・ショックからCPA隣ドクターヘリ要請を行った1例 著者:佐方祐貴 第18回日本救急医学会九州地方会
2021年6月アメリカ心臓協会BLS,ACLA,PALSプロバイダーマニュアル、インストラクターマニュアル日本語翻訳チーム(救急救命士としては日本初)
その他、BLSコースディレクター、ACLS/PEARSインストラクター、AMLS,BLSO,MCLS,PALS,ICLS資格あり
JPTEC,ITLS Advanced/Pediatricインストラクター歴あり
役員としての所信表明

 この度は学会設立、誠におめでとうございます。そのような折、理事に立候補させていただき身に余る想いでございます。
 私はこれまで「救急救命士の教育」と「救急現場活動の質向上」に向けて、OJTでの指導やコース指導において様々な新しい取り組みを行ってきました。例えば、ドクターヘリの積極的活用や救急現場への12誘導心電図導入、また機械的胸骨圧迫装置の導入など、時代に即した救急活動の展開と、それに伴う人材育成に重きを置いて活動してまいりました。
 日本においては救急救命士として初となるAHA(アメリカ心臓協会)の公式テキストの翻訳メンバーにも選出され、微力ながら救急救命士の地位向上に貢献してきました。
 貴会役員に選出していただけた暁には、これまでの指導・活動経験を基に、救急救命士、救急隊員、そして全ての救急活動の質・内容、ならびに地位向上に寄与していければと考えております。
私にできる事は最大限精進してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。


澤田 仁

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
澤田 仁1969年9月18日54歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
京都橘大学 健康科学部 救急救命学科有り:福岡 範恭
学歴
2019年3月南山大学大学院 人間文化研究科 教育ファシリテーション専攻(修士課程)卒業
職歴
1988年4月陸上自衛隊 第13期一般陸曹候補学生 2等陸士 入隊
1992年3月陸上自衛隊 第1空挺団 普通科群 3等陸曹 退職
1992年4月有限会社 昭栄鉄工 就職
1993年3月有限会社 昭栄鉄工 退職
1993年4月飛騨消防組合消防本部 古川消防署 消防吏員 消防士 就職
2004年2月飛騨市消防本部(市町村合併により名称変更)
2020年3月飛騨市消防本部 古川消防署 救急課 課長 消防司令 退職
2020年4月京都橘大学 健康科学部 救急救命学科 助教 就職
2023年4月京都橘大学 健康科学部 救急救命学科 専任講師
業績
2024年8月一般社団法人日本救急救命士会 評議員(2028年4~6月まで)
2024年4月一般社団法人日本救急救命学会 査読者(2026年度定時評議員会終結時まで)
2023年9月Asian Association for Emergency Medical Services (AAEMS) 会員(現在に至る)
2023年3月一般社団法人日本環境感染学会 災害時感染制御支援チーム登録メンバー(2028年3月まで)
2022年10月一般社団法人全国救急救命士教育施設協議会(JESA)学生選手権委員会 委員(2024年社員総会終了まで)
2022年2月厚生労働省新型コロナウイルス感染症等に係る対応人材(IHEAT: Infectious disease Health Emergency Assistance Team)メンバー(現在に至る)
2022年2月一般社団法人日本災害医学会 会員(現在に至る)
2021年7月特定非営利活動法人われらはふるさと医療応援団 会員(現在に至る)
2021年7月一般社団法人日本救急救命学会 会員(現在に至る)
2021年4月一般社団法人日本環境感染学会 会員(現在に至る)
2020年8月一般社団法人全国救急救命士教育施設協議会(JESA)会員(現在に至る)
2020年7月一般社団法人日本臨床救急医学会 会員(現在に至る)
2015年8月一般社団法人日本熱傷学会 プレホスピタル委員会 委員(2025年8月まで)
2015年5月一般社団法人日本熱傷学会 会員(現在に至る)
2023年1月(原著)◎澤田仁、垣根 美幸、関根 和弘、平出敦:救急隊員の感染防止対策の実態と消防機関特有の課題.日本環境感染学会誌 2023;38(1):7-15頁
2022年8月(原著)◎澤田仁、垣根美幸、黒﨑久訓、北小屋裕、福岡範恭、関根和弘、平出敦:消防機関における救急隊員の感染防止対策の現状と課題.日本臨床救急医学会誌2022;25(4):651-657頁
2023年3月(分担執筆)救急隊員による疾病の観察・処置の標準化PEMECガイドブック2023: 株式会社へるす出版
2021年8月(分担執筆)救急救命スタッフのためのITLS第4版:株式会社メディカ出版
2017年3月(分担執筆)救急救命スタッフのためのITLS第3版:株式会社メディカ出版
役員としての所信表明

 私は、日本救急救命士会の理事として、救急救命士の医療職としての信頼と地位を確立し、広い分野で社会に貢献できる人材の育成に取り組む所存です。
 1991年8月の救急救命士法施行から33年が経過しました。この間、気管挿管や薬剤投与、心肺機能停止状態でない患者に対する輸液や薬剤投与など、救急救命処置の範囲拡大が進められ、重度傷病者を救う医療職として、救急救命士の存在価値が高まってきました。2021年10月には、救急救命士法の改正により、一定の条件下ではありますが、医療機関内で救急救命士がその専門性を活かすことができる場が拡大されました。さらに、2024年8月には、救急救命士によるアナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内投与に向けた先行的実証が了承され、ますます救急救命士の医療職としての専門性に期待が寄せられています。また、逼迫する消防の救急業務をサポートするため、病院や民間の救急車の活用、新たな救急搬送システムの必要性も検討されており、幅広い分野で救急救命士を活用していこうという動きがあります。
 救急救命士には、これまでのように消防の救急隊として働くばかりではなく、変遷する救急ニーズに対応するため、多分野で活動できる知識と技術が求められています。あらゆる現場において、救急救命士がその専門性を活かして重度傷病者と向き合うためには、医療職として確固たる信頼と地位を確立し、社会に貢献できる人材を育成していく必要があります。日本救急救命士会は、正にその基盤となる組織であり、職域を超えて救急救命士の発展に寄与するものです。私は、その一助を担えるよう誠心誠意取り組んで参る所存です。


髙橋 貴美

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
髙橋 貴美1982年1月16日42歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
市立青梅総合医療センター無し
学歴
2004年3月私立 国士舘大学 体育学部スポーツ医科学科 卒業
2004年4月私立 国士舘大学大学院 スポーツシステム研究科 救急救命システムコース 入学         
2006年3月私立 国士舘大学大学院 スポーツシステム研究科 救急救命システムコース 卒業       
職歴
2004年4月日本医科大学多摩永山病院 救命救急センター
2007年7月株式会社 東京サマーランド 業務課 救護室
2015年4月青梅総合病院(現:市立青梅総合医療センター) 救急科 現職
業績
<論文>
2006年病院前救急医療におけるコミュニケーション技法に関する現状調査 髙橋貴美:日本 臨床救急医学会雑誌 2006年;第9巻第4号;325‐331
<研究発表>
2020年8月当院における救急救命士の活用と今後の展望と課題 髙橋貴美:第24回日本臨床救急医学会;シンポジウム
2022年5月当院における救急救命士の質の担保と救急救命士法改正後の特定行為の実施について 髙橋貴美:第25回日本臨床救急医学会;一般演題
2023年11月医療職としての病院救急救命士業務の確立に向けての検討 髙橋貴美:第3回日本病院救急救命士研究会;シンポジウム
2024年7月医療機関で働く救急救命士の“評価”髙橋貴美:第27回日本臨床救急医学会;一般演題
役員としての所信表明

 この度、理事に立候補させて頂きました市立青梅総合医療センターの髙橋貴美です。
大学院を修了後、医療機関と民間企業にて救急救命士として勤務してまいりました。
また、その傍らで学会での発表を行うなど研鑽を積んでまいりました。この中で、救急救命士として自分の意見をしっかり持ち、その意見を多くの方に知って頂く機会の重要性を実感してきました。そこで、私自身の考えを他の方々に知って頂き、また他の方の考えを十分に取り入れ、救急救命士の現在・未来について共に考え共に歩んでいくべく、今回、理事に立候補させて頂きました。
 近年、救急救命士法が改正され、医療機関で働く救急救命士を取り巻く環境が大きく変化しました。法律やガイドライン等に準拠した上で、救急救命士が専門職として働き、最新の救急医療に対応し、国民の健康と安全に貢献できるように、今後も自らも変化していかねければなりません。その際には、医療機関での長年の経験を活かし、救急救命士の未来がより良い方向に進むように尽力してまいりたいと考えております。また医療機関の救急救命士のことだけではなく、消防機関や民間企業等といった様々なバックグラウンドを持つ、同職の皆様とも協同し、救急救命士の未来を築いていけたらと考えております。よろしくお願いいたします。


津波古 憲

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
津波古 憲1982年8月21日42歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
国士舘大学 体育学部 スポーツ医科学科有り:喜熨斗 智也設立時理事
学歴
2006年3月国士舘大学 体育学部 スポーツ医科学科 卒業
2008年3月国士舘大学大学院 スポーツ・システム研究科 修士課程 修了
職歴
2008年4月川崎市消防本部 入職
2018年4月国士舘大学 防災・救急救助総合研究所 助教
2018年8月日本赤十字社医療センター 救急科 非常勤
2021年4月国士舘大学 体育学部 スポーツ医科学科 講師
2022年4月千葉市立海浜病院 救急科 非常勤職員
2024年4月国士舘大学 体育学部 スポーツ医科学科 准教授
2024年4月国士舘大学大学院 救急システム研究科 准教授
業績
2024年3月(共著)著者名:Shota Tanaka , Koshi Nakagawa , Yosuke Kanagawa , Takashi Katsurahara, Kazuki Kozakai, Ken Tsuhako , Fumitaka Yoshikawa , Soh Gotoh, Kensuke Osanai, Madoka Sono, Hironori Inoue , Shuji Sakanashi , Hiroyuki Takahashi , Hideharu Tanaka題名:Quality of Cardiopulmonary Resuscitation in Avalanche Victims with a Single Rescuer: A Prospective, Crossover, Manikin Pilot Study雑誌名:High Altitude Medicine & Biology発行西暦:2024;25(1):60頁-67頁
2023年8月全国救急救命士教育施設協議会 救急救命士の利活用委員会 委員
2023年3月(共著)著者名:津波古 憲、喜熨斗 智也、坂梨 秀地、井上 拓訓、曽根 悦子、都 城治、柳 聖美、中川 洸志、齋藤 駿佑、金川 陽亮、桂原 貴志、小酒井 和輝、大森 俊平、田中 秀治 題名:ICTを駆使したスポーツイベント救護体制の在り方 雑誌名:国士舘大学体育学部附属体育研究所 発行西暦:2023年:41巻:111頁-121頁
2022年1月(共著)一柳保、喜熨斗智也、匂坂量、鈴木健介、高山祐輔、津波古憲 題名:救急救命士のためのHow to 学会発表 あなたにもできる! 症例報告の作成・発表から投稿論文まで 発行西暦:2022年
2021年12月一般社団法人民間救命士統括体制認定機構 民間救命士研修・認定・更新委員会 幹事
2021年12月一般社団法人 日本救急救命学会 理事
2021年12月一般社団法人 日本救急救命学会 編集委員会 編集委員長 兼 担当理事
2021年10月第7回日本病院前救急救命学会学術集会 大会長
2021年9月日本病院救急救命士ネットワーク 幹事
2021年9月(単著)著者名:津波古 憲 題名:経験伝承 ー救急救命士の現場活動ー 病院連絡 雑誌名:救急救命士ジャーナル 発行西暦:2021年:1巻2号 :80頁-81頁
2021年7月(単著)著者名:津波古 憲 題名:高翔 災害時に役に立つ車両の開発 雑誌名:高翔 発行西暦:2021年:76巻:42頁-45頁
2020年10月(原著)著者名:津波古 憲,田中 秀治,月ヶ瀬 恭子,曽根 悦子,城所 勇太郎,谷川 真莉菜,匂坂 量 題名:AEDの色がAEDの使用意欲に与える影響―国士舘大学新入学生アンケートに基づく一考察―雑誌名:国士舘大学防災・救急救助研究所紀要 発行西暦:2020年;第6号:3頁-12頁
2017年12月(原著)著者名:津波古 憲,近藤秀樹, 前島貴行, 田中浩一, 近藤茂, 古矢憲一, 金子雄一郎 題名:想定訓練における救急隊と消防隊の胸骨圧迫の質の比較検討について 雑誌名:日本救急医学会関東地方会雑誌 発行西暦:2017年:38巻2号:226頁-228頁
役員としての所信表明

 日本救急救命士会の理事に立候補いたしました 津波古 憲(つはこ けん)と申します。
 私は、大学院で修士課程を修了後、消防機関において救急隊員として勤務し、その後、大学機関において救急救命士の教育と研究に従事しております。また、現職と並行して、三次救命救急センターや二次医療機関に所属し、救急外来や病院救急車の運行など、臨床現場での救命士業務にも携わってまいりました。
 さらに、学術団体において委員会や事務局として学会運営に関与し、学術集会長を務めさせていただいた経験もございます。また、日本救急救命士会の設立時に理事として会の立ち上げにも携わりました。
 これまでの経験を活かし、日本救急救命士会のさらなる発展に寄与したいと考えております。日本救急救命士会を通じて、さまざまな職域の皆様と協力し、救急救命士の発展と理想の未来を築くために尽力して参る所存です。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。


中川 貴仁

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
中川 貴仁1980年5月17日44歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
弘前医療福祉大学短期大学部救急救命学科有り:喜熨斗 智也設立時理事
学歴
2002年3月北海道ハイテクノロジー専門学校 救急救命士学科 卒業
2014年3月旭川医科大学大学院 医学系研究科 修士課程 看護学専攻 修了
2024年3月弘前大学大学院 地域社会研究科 博士課程 単位取得満期退学
職歴
2003年4月遠軽地区広域組合消防本部 入職
2016年3月同消防本部 自己都合退職
2016年4月学校法人弘前城東学園 弘前医療福祉大学短期大学部 助手 入職
2017年4月同救急救命学科 助教
2018年4月同救急救命学科 講師
2020年4月同救急救命学科 准教授
2024年4月同救急救命学科 教授
2024年4月弘前大学大学院 地域社会研究科 客員研究員
業績
2014年4月一般社団法人 日本病院前救急救命学会理事(学会設立に関与する)
2017年5月一般社団法人 病院前救護統括体制認定機構(現:民間救命士統括体制認定機構) 事務局員及び救急救命士研修・認定・更新委員会委員(継続)
2019年6月名称変更 一般社団法人 日本救急救命学会 副理事長再任(継続)
2019年8月一般社団法人 日本救急救命士教育施設協議会認定教員(継続)
2024年4月一般社団法人 日本救急救命士会設立時理事
2014年3月(修士論文)救急救命士との協働・連携に関する医療機関勤務者の認識
2018年10月救急医学 2018年10月号 へるす出版 共著 救急救命士としてのプロフェッショナルオートノミーのあり方 42:1611-1616.2018
役員としての所信表明

 本会設立への構想段階から一員として、末席ながら参加させて頂いております。
 救急救命士制度が誕生して30年以上の年月が経過しており、これまで数多くの先輩救急救命士が「救急救命士が一枚岩となる団体」の設立を期待し、実際に設立に向けて動いてきたにも関わらず、当時の社会的背景や認識不足等により設立には至らなかった経緯があります。
 救急救命士が、自身の職務に対して「働いている場所」に捉われることになく、プロフェッショナルオートノミーをしっかりと見据えて、救急救命士のあり方を考えていくこと、また広く国民に認識を図っていくことは非常に重要であると考えております。
 私は一般社団法人日本救急救命学会理事として救急救命士の学問構築に向けて活動をしております。学術的な活動と本会の活動はまさに両輪であると考えております。救急救命士がしっかりとした根拠に基づいて、活動することがこれからの救急救命士には求められております。
 本会の役員として、職種や年代に関わらず救急救命士が一丸となって社会に貢献することができるよう尽力することを会員の皆様にお約束いたします。


沼田 浩人

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
沼田 浩人1995年8月26日29歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
日本医科大学多摩永山病院有り:喜熨斗 智也
学歴
2018年3月国士舘大学体育学部スポーツ医科学科 卒業 学位(スポーツ医科学)
2020年3月国士舘大学大学院救急システム研究科救急救命システム専攻修士課程 修了 修士(救急救命学)
2022年4月日本体育大学保健医療学研究科救急災害医療学専攻博士課程 入学(在学中)
職歴
2018年4月日本医科大学多摩永山病院救命救急科 救急救命士非常勤職員(2021年3月退職)
2020年4月国士舘大学体育学部スポーツ医科学科 教務助手(2022年3月退職)
2021年7月東京2020オリンピック・パラリンピック組織員会医療サービス部 非常勤職員(2021年9月退職)
2022年1月世田谷区保健所感染症対策課 非常勤職員(2022年3月退職)
2022年4月日本医科大学多摩永山病院救命救急科 救急救命士常勤職員(現在に至る)
2022年4月国士舘大学体育学部スポーツ医科学科 非常勤講師(現在に至る)
2022年4月東京医科大学看護学科 非常勤講師(現在に至る)
2024年4月東京家政大学人文学部心理カウンセリング学科 非常勤講師(現在に至る)
2024年4月東京薬科大学薬学部 非常勤講師(現在に至る)
業績
【論文】
2023年4月(原著)Incidence and factor analysis for the heat-related illness on the Tokyo 2020 Olympic and Paralympic Games. Inoue H, Tanaka H, Numata H, et al. BMJ Open Sport Exerc Med 2023; 9(2): e001467.
2023年4月(原著)Acute in-competition medical care at the Tokyo 2020 Olympics: a retrospective analysis. Tanaka H, Tanaka S, Numata H, et al. British Journal of Sports Medicine 2023; 57: 1361-1370.
2024年1月(原著)Injuries and illness of athletes at the Tokyo 2020 Olympic and Paralympic summer games visiting outside facilities. Sakanashi S, Tanaka H, Numata H, et al. Sports Medicine and Health Science 2024; 6(1): 48-53.
2024年7月(原著)Effect of cardiopulmonary resuscitation training for layperson bystanders on outcomes of out-of-hospital cardiac arrest: A prospective multicenter observational study. Tabata R, Tagami T, Numata H, et al. Resuscitation 2024; 201: 110314.
【学会委員・他】
2022年4月日本救急救命学会「国内外講習委員会国内交流小委員会」委員(現在に至る)
2023年4月日本臨床救急医学会「医療機関に所属する救急救命士に関する検討委員会」委員(現在に至る)
2022年4月一般社団法人民間救命士統括体制認定機構 病院救急救命士ネットワーク 幹事(現在に至る)
2023年5月一般社団法人民間救命士統括体制認定機構 病院救急救命士ネットワーク 緊急走行訓練講習検討委員会 副委員長(現在に至る)
役員としての所信表明

 一般社団法人日本救急救命士会理事選挙に立候補いたしました、沼田 浩人(ぬまた ひろと)と申します。
 私は日本救急救命士会が消防、自衛隊、海上保安庁等の公的機関のみならず、医療機関、民間救急、教育機関、その他民間事業など、様々な職域に広がる救急救命士ならではの多様性を結集させ、最大限に活用できる組織となるよう行動してまいります。
 より社会から認知や信頼を得るには、自律と責任を持って行動するとともに、常に研究心をもって自己研鑽に励むこと、すなわちProfessional Autonomyの確立に向けて努力を続けることが重要です。そのためには、多種多様な現場で活躍している救急救命士の「現場の生の声」を集約して、救急救命士自身が基本的責務である「生命の維持」のためにより力を発揮するための制度に変えられるよう精進してまいります。
 本音を言えば、救急救命士を一人一人が胸を張って医療に従事できるかっこいい資格にしたいです。私はまだ救急救命士資格取得7年目で若輩者ではございますが、これまで経験した「臨床・教育・研究」を柱に若輩者だから出せる意見、思える気持ちを大切に、これからの未来を担う若手救急救命士が活力をもって医療に従事できる環境を提供できる存在になっていくと、決意しております。
 力不足な面もございますが、理事として会員の皆様のご意見をいただきながら精進してまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。


長谷川 汐里

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
長谷川 汐里1993年4月27日31歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
JEMSリンクル株式会社/日本救急システム株式会社有り:喜熨斗 智也設立時理事会
オブザーバー
学歴
2016年3月国士舘大学 体育学部 スポーツ医科学科 卒業
職歴
2016年4月日本救急システム株式会社 入社
2023年4月日本救急システム株式会社 経営推進部 部長 就任
2023年7月日本救急システム株式会社 取締役 最高戦略責任者 就任
2024年4月JEMSリンクル株式会社設立 代表取締役社長 就任
業績
2023年4月救急救命士の未来に繋がるサービス作りを目的とした『JEMSリンクル株式会社』を設立
2023年9月救急救命士専用の求人サイト『救ジョブ』の運営を開始(就職・転職・セカンドキャリアの支援)
【2023年9月1日〜2024年8月22日の実績】
①     救急救命士に特化した求人情報の掲載(インターネット、SNS)
②     救急救命士に特化した就職説明会の開催(オンライン、対面)
③     救急救命士の大学院進学説明会の開催(対面)
④     SNS(Instagram)にて救急救命士のための就活マナーを配信
⑤     SNS(Instagram)にて救急救命士の国家試験対策コンテンツを配信
2024年4月一般社団法人 日本救急救命士会(JELSTA)のロゴマークを制作
2024年5月救急救命士を目指す中高生を増やし、救急救命士養成校の紹介を行う『救進ナビ』の運営を開始
【2024年5月〜同年8月22日の実績】
①     SNS(Instagram)にて救急救命士に関する情報を発信
【SNSのご紹介】
長谷川汐里 Instagram @haseshio87/Facebook 長谷川汐里/YouTube はせしおチャンネル
役員としての所信表明

 ご覧いただきありがとうございます。
日本救急救命士会の理事に立候補させていただきました長谷川汐里と申します。
 本会の設立に伴い、僭越ながら日本救急救命士会ロゴマークの制作を担当させていただきました。ロゴマーク中央の胸骨圧迫を示す左右の腕は、消防機関・海上保安庁・自衛隊など公的組織の救急救命士と、医療機関や一般企業など民間組織の救急救命士を表しており、双方の力を合わせて日本の救急医療を支えていくというメッセージを込めました。日本の救急医療を担う立場の資格として、今こそ職域を超えて声を上げ、様々な角度から課題を抽出し、社会に貢献できる資格へと発展し続けたいと考えたからです。
 私は昨年、救急救命士の「雇用」に関わる問題に着目し、会社を立ち上げ様々な立場や職域の方の声を聞いてまいりました。都会や地方など全国に広がる就業場所、そして公務員から一般企業までの幅広い業種など、今や救急救命士が働く環境は様々です。その広い幅こそが、救急救命士の強みであり、次世代に繋がる可能性だと考えております。
 また、1人ひとりの価値観が異なるように、理想とする救急救命士としての働き方も異なります。そして、その考え方は長い人生の中でも変化し、時代と共に移り変わるものです。居住場所や職域、年齢やライフステージに関わらず、個人や社会の変化に柔軟に対応し、救急救命士として長く社会で活躍できる資格であることも、日本の救急医療の発展に繋がると考えます。
 皆様が救急救命士として働く中で感じている課題や疑問、理想とする将来像をぜひお聞かせください。
皆様と力を合わせて救急救命士そして本会を発展させ、「より良く」をモットーに様々な課題を解決していきます。
また、これまで救急救命士の雇用問題解決に力を入れてきた経験、SNSやデザイン生成ソフト(Adobe Illustrator、Adobe Photoshop、Adobe Premiere Pro、Procreate®️)を活用した仕事にも携わってまいりましたので、その実績や私が得意とする物作り・発信力という面でも本会に貢献していく所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。


福岡 範恭

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
福岡 範恭1972年3月30日52歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
京都橘大学 健康科学部 救急救命学科有り:喜熨斗 智也設立時副会長
学歴
2018年3月同志社大学大学院総合政策科学研究科 修了 (修士 政策科学)
2021年9月同志社大学大学院総合政策科学研究科 博士 後期 課程 単位取得退学
職歴
1990年4月鯖江・丹生消防組合(福井県鯖江市) 入職
2014年2月鯖江・丹生消防組合(福井県鯖江市) 退職
2014年4月京都橘大学 健康科学部救急救命学科 入職
業績
【委員会等】
2007年5月日本臨床救急医学会PCEC 委員会委員 ・ ガイドブック 編集 委員 (2009年7 月まで)
2014年9月日本臨床救急医学会PEMEC 小委員会 委員 ・ガイドブック編集委 員 (現在に至る)
2018年8月全国救急救命士教育施設協議会:JESA 卒後再教育委員会委員長 (現在に至る)
2020年8月日本臨床救急医学会PACC 小委員会委員 ・ガイドブック編集委員 (現在に至る)
2021年10月日本臨床救急医学会PPMEC 小委員会委員 ・ガイドブック編集委員 (現在に至る)
2022年8月全国救急救命士教育施設協議会JESA 理事 (現在に至る)
2023年3月改訂第11 版 『 救急救命士標準テキスト 』 編集委員会 編集委員・執筆 (現在に至る)
【論文】
2019年9月(原著)「PEMECコースの概要と今後の課題」日本臨床救急医学会雑誌 2019 22(4):580 586 .(筆頭著者:福岡範恭ほか).
2021年2月(研究ノート)「救急救命士の職務ストレス」 同志社政策科学研究 同志社大学政策学会 22(2):211 223 (単著).
2022年6月(原著)「救急救命士のキャリア形成志向とバーンアウトの関係」 救急救命士ジャーナル 日本救急救命学会 2(2):80 88 (単著).
2024年6月(総説)「救急救命士の専門性と認定制度についての検討課題―看護師における専門職化の経緯から―」 救急救命士ジャーナル 4(1):88 94 福岡範恭,喜熨斗智也
役員としての所信表明

 私は、「あらゆる職種の救急救命士が議論できる場」をつくります。その目的は、「救急救命士が医療従事者として、より力を発揮できる制度を充実」させるためです。消防歴24年と大学教員11年目の立場において、様々な方面から救急救命士に関する課題を耳にします。社会環境の変化に伴い、過剰な業務や裁量権の少なさに反して責任だけが大きく問われるといった課題が蓄積されたままの現状に問題を感じています。私はこの問題について、公共政策、特に労働政策科学や組織心理学といった領域での研究に取り組んでいます。救急救命士に関する課題は、医師による医学的な視点からだけではなく、日本の経済成長、日本的雇用慣行の中で発展した消防や医療機関の組織文化・風土と、現代社会に至る文脈の視点からも考える必要があると考えています。
 また、これまで標準化教育プログラムの編集や運営に携わってきた経験と、これらの時間を共に費やした中での人脈もいくらかあります。このような実績から、救急救命士の力を発揮できる制度を充実させ、すべての救急救命士と国民のウェルビーイング(幸福)を追求することに貢献できるよう取り組む所存です。次世代の救急救命士のためにも、全国の皆さんと力を合わせて本会を発展させたいと思います。


藤井 紳伍

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
藤井 紳伍1993年1月19日31歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
社会医療法人 仙養会 北摂総合病院無し
学歴
2014年3月東洋医療専門学校 救急救命士学科 卒業
職歴
2014年4月医療法人河内友絋会河内総合病院 入社
2019年12月医療法人河内友絋会河内総合病院 退職
2020年1月社会医療法人仙養会北摂総合病院 入社
2024年8月社会医療法人仙養会北摂総合病院 現在に至る
業績
2018年9月救急救命士の病院での役割〜これからの展望〜 大阪救急 98号 2018年 42-頁43頁
2019年8月民間認定救急救命士資格 取得
2021年11月急性期病院における救急救命士の存在意義 第21回大阪病院学会 2021年 
2022年8月病院救急救命士クリニカルラダープログラムの構築と運用 第72回日本病院学会 2022年 137頁
役員としての所信表明

 私は、救急救命士(以下:救命士)として、病院での業務に従事している中で感じることは、院内認知や理解が得られておらず、「救命士の病院業務の共通する見える化」がされていないと感じます。救命士の現状はまだまだなのだと実感しています。
 私の夢は、「病院救命士の職務の確立」をすることです。職務の確立を目指す過程で、様々な救命士の考えや取り組みに触れることで、夢に近づけるのではと考えております。そのために、このJELSTAでの評議員や理事業務の活動で得られる経験や知識は、私の夢と理想の救命士像に近づく大切なことだと思い、今回の役員立候補に至りました。役員となった折には、救命士としての自己研鑽を怠らず、職務を確立できるように邁進してまいりたいと考えております。


三上 剛人

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
三上 剛人1968年12月29日56歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
吉田学園医療歯科専門学校有り:喜熨斗 智也設立時理事
学歴
1990年3月東海大学医療技術短大第一看護学科 卒業
2015年3月札幌市立大学看護学研究科博士前期課程 卒業
職歴
1990年4月市立札幌病院 救命救急センター配属
2006年3月 同 退職
2006年4月吉田学園医療歯科専門学校設立準備室  入職
2007年4月吉田学園医療歯科専門学校救急救命学科 配属
2015年4月      同            学科長
2021年4月吉田学園医療歯科専門学校 副校長
業績
2007年7月日本救急看護学会JNTECインストラクター
2011年8月日本救急看護学会 ファーストエイドインストラクター
2017年9月日本救急看護学会 理事 
2019年8月全国救急救命士教育施設協議会 理事
主な学会関連発表
2019年1月日本臨床救急医学会・日本救急看護学会合同シンポジウム 「救急看護領域における電話相談の位置づけ」
2020年8月第23回日本臨床救急医学会学術集会 シンポジウム「看護師と救急救命士のタスクシフティング」
主な執筆・著書
2013年救急救命士の病院実習におけるナーシングケア技術項目の検討 三上剛人ほか:救急救命 2013年 通巻第30号 p26-p29
2016年(書籍)急変対応と素性の技術 三上剛人:南江堂 2016
2023年(書籍)応急処置52シーン 三上剛人・田口裕紀子:日本看護協会出版会 2023
役員としての所信表明

 私は、救急救命士(以下:救命士)として、病院での業務に従事している中で感じることは、院内認知や理解が得られておらず、「救命士の病院業務の共通する見える化」がされていないと感じます。救命士の現状はまだまだなのだと実感しています。私は、救急看護師として医療機関に従事していた頃から、医療機関と消防救命士の橋渡し的な役割を担ってきました。その後、消防局の救急救命士教育に携わったのち民間救急救命士養成校の教員として働く中でも看護師と救急救命士の橋渡しの役割意識を持ち、両者のより良い協働を目指して取り組んできました。この経験を活かし、本団体を通じてさまざまな医療職に向けて救急救命士への理解が得られるよう力を発揮できればと考えています。また、始まったばかりの院内救命士の成長拡大に救命士教育を実践している看護師の側面からも貢献できればと考えています。


宮崎 伊佐夫

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
宮崎 伊佐夫1977年8月5日47歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
日本赤十字社 伊勢赤十字病院 救急部有り:喜熨斗 智也
学歴
2001年3月名城大学理工学部機械工学科 卒業
2022年6月三重大学大学院医学系研修科医科学専攻(救急災害医学) 中退
職歴
2001年4月三重県亀山市消防本部 入職
2020年4月三重県防災対策部消防・保安課 入職
2022年4月鈴鹿医療科学大学保健衛生学部救急救命学科 入職
2023年9月日本赤十字社 伊勢赤十字病院 入職
業績
2014年1月第22回全国救急隊員シンポジウム(北九州市)一般発表10「教育・訓練2」発表
2017年1月第25回全国救急隊員シンポジウム(神戸市)一般発表13「処置範囲拡大Ⅱ」座長
2019年1月第27回全国救急隊員シンポジウム(高松市)一般発表16「教育3指導救命士」発表
2022年1月第30回全国救急隊員シンポジウム(高崎市)一般発表24「通信指令」発表
2024年7月第27回日本臨床救急医学会総会・学術集会(鹿児島市) 一般演題口演37病院救急救命士①発表
2020年6月(原著)三重県指導救命士の現在と未来 プレホスピタルケア 第33巻第3号(通巻157号)
2021年1月一般社団法人 JPTEC協議会 JPTEC中部 三重県救急救命士幹事
(その他)
2019年6月三重県MC協議会 上級指導救命士 認定(第1号)
(標準化教育コース関連)
MCLS世話人、ICLS、ICLS-WS、PEMEC、PBEC、PCEC、PSLS インストラクター
役員としての所信表明

 第1期理事に立候補いたしました伊勢赤十字病院の宮崎伊佐夫と申します。
はじめに、日本救急救命士会が設立されたことを心からお喜び申し上げます。そして、救急救命士が職種を越えて交流できる機会を設けていただき、たいへん嬉しく思っております。
 さて、私は県庁勤務の際に消防救急に関する調整業務を経験する機会に恵まれました。また、新型コロナウイルス感染症の流行期で、だれもが困惑する中、消防と医療の連携調整に尽力させていただきました。消防本部と医療機関の連携における課題の調整、他県との情報共有の重要性、地方における課題を国へ伝えることの必要性など、身をもって経験することができました。
 これらの経験を活かして、所属や職種に縛られず、全国の救急救命士が抱える課題の抽出と解決に向けて、また、救急救命士としてのやりがいやモチベーションが向上されるよう、皆さまのご協力を得て誠心誠意、努めてまいりたいと思います。
 至らない点も多くご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。


宮部 泰直

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
宮部 泰直1983年4月14日41歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
むさしの病院無し
学歴
2006年3月杏林大学 保健学部 臨床検査技術学科 救急救命士課程 卒業
職歴
2006年4月東京消防庁 入職
2019年6月東京消防庁 退職
2019年10月東大和病院 入職
2020年4月ねりま西クリニック 夜間往診非常勤職員として入職(アルバイト)
2020年10月東大和病院 退職
2020年11月ふじみの救急病院 入職
2024年2月むさしの病院 兼務(系列新病院開設に伴い左記が主所属となる)
業績
2018年6月救急隊として秋葉原無差別殺傷事件対応
2018年6月東京国際消防防災展に救急演技隊として出演
2022年5月東京ドーム大規模接種会場でコロナワクチンを約300人に接種。
(その他)
・救急隊として合計約15,000件出場。
・救急機関員として合計約36,000km走行。
・救急隊として消防総監賞3回、救急部長賞2回、方面本部長賞3回、
署長褒賞8回、行政区功労賞(東京都港区)受賞。
・病院救命士として救護ボランティアに13回参加。
・LINEオープンチャットで「救急救命士の雑談広場」開設
・Instagramで救命士関連の内容を発信(フォロワー約7000人)
・Threadsで救命士関連の内容を発信(フォロワー約2000人)
・X(旧Twitter)で救命士関連の内容を発信(フォロワー約500人)
役員としての所信表明

 昨今、救急救命士法の改正や救急救命士の職域拡大などにより、最初は消防救急隊のための単なる資格であった「救急救命士」というものが今や全国で医師や看護師と同等の職種として確立されつつあり、これは非常に嬉しいことだと感じております。それにより救命士の多様性も広がり、これから救命士になる者はもちろん、すでに救命士として勤務している者にとっても多くの選択肢が生まれてきており、とても喜ばしいことだと思います。ただ、救命士界はまだまだ発展途上であることは否めず、しかし、これは逆に伸びしろがたくさんあるということでもあると思いますので、この伸びしろをいかに大きく広げて伸ばしていくかが鍵であり、とてもやりがいのある部分かと思います。
 そのためには世の中にもっと救急救命士について深く知ってもらう必要があると考え、私は救命士に関連する内容を世間へ発信・共有することに特に注力していきたいと思っております。
 私もまだまだ若輩者ではありますが、理事に選任されましたら諸先輩方のアドバイスを賜り、持ちうる限りの知見・スキル・ツール・気力・行動力・人脈など全てを活かして、微力ながら救命士界の発展に力の限り寄与していく所存です。


吉井 友和

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
吉井 友和1974年12月14日49歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
出雲市消防本部有り:喜熨斗 智也
学歴
1993年3月島根県立出雲工業高等学校機械科 卒業
2017年3月吉備国際大学大学院社会福祉学研究科 社会福祉学専攻 修士課程修了
職歴
1993年3月島根県立出雲工業高等学校機械科 卒業
2017年3月吉備国際大学大学院社会福祉学研究科 社会福祉学専攻 修士課程修了
業績
1997年7月本田隆志,吉井友和:心電図コードの絡み防止.プレホスピタルケア1997;25:34-35 ※「心電図絡み防止チューブ」日本光電工業株式会社より商品化
1998年5月吉井友和,出川徹,安田康晴,高橋宏和,米山博佳,松原康博:119番受信時に呼吸があり現場到着時心停止であった7例の検討.第14回日本救急医学会中国四国地方会(高知市)1998;5
10月安田康晴,吉井友和,出川徹,高橋宏和,米山博佳,松原康博:119番受信時に呼吸があり現場到着時心停止であった7例の検討.プレホスピタルケア1998;30:56-60
1999年9月三木輝久,吉井友和,曽田幸治,安田康晴,松原康博:救急隊員が行なう頸椎・脊椎固定についての考察.第18回 山陰救急医学会(浜田市)1999;9
2001年9月吉井友和,竹下勝己,高橋淳,山本幸男,石原諭:出雲におけるバックボード、スクープストレッチャー使用の現況.第20回山陰救急医学会(松江市)2001;9
2002年9月吉井友和,竹田豊,松原康博:救急隊から病院への患者情報について.第21回 山陰救急医学会(米子市)2002;9
2005年6月竹田豊,吉井友和,吉田素文:救急活動マネジメント実践トレーニング6最終回マネジメントトレーニング ステップ4 オーラルステーション(口頭によるシナリオトレーニング).Emergency Care 2005;18:581-591
2006年2月畑中哲生,吉田素文,竹田豊,渡部須美子,安藤正人,石原武司,浦田博文,金子洋,鴨川富美夫,関根和弘,竹内英夫,田尻浩昭,西岡和男,張替喜世一,森出智晴,吉井友和,脇田佳典:救急活動マネジメント実践トレーニングOSCEを取り入れた救急隊員臨床教育.株式会社メディカ出版2006;2
2008年5月吉井友和,本田隆志,田中智久,田中淳,橋口尚幸,城有美,坂野勉,松原康博:オンラインメディカルコントロールの現状と課題~携帯電話の不感地帯が与える影響~.第24回 日本救急医学会中国四国地方会(米子市)2008;5
2009年5月日本救急医学会 JPTEC中国四国世話人受嘱
6月吉井友和,橋口尚幸,本田隆志,田中淳,山森祐治,松原康博,城有美,畑倫明,坂野勉:携帯電話の不感地帯が、オンラインメディカルコントロールに与える影響とその解決策.第12回 日本臨床救急医学会総会・学術集会(大阪市)2009;6
12月吉井友和,橋口尚幸,本田隆志,田中淳,山森祐治,松原康博,城有美,畑倫明,坂野勉:携帯電話の不感地帯が、オンラインメディカルコントロールに与える影響とその解決策.日本臨床救急医学会雑誌(JJSEM)2009;12:443-8
10月吉井友和,本田隆志,田中淳,橋口尚幸:救急医療システムの再考~救急救命士の立場から出雲地区における救急症例の分析から見た救急車適正利用に関する考察.第37回 日本救急医学会総会・学術集会(盛岡市)2009;10
2010年5月小早川義貴,山森祐治,松原康博,橋口尚幸,竹田豊,吉井友和,池田清次,布野慶人:出雲圏域における警察, 消防, 医療機関の連携事業―市民安全のための有効な連携―.第13回 日本臨床救急医学会総会・学術集会(千葉市)2010;5
2011年2月吉井友和,手銭俊貴,玉木満,橋口尚幸:BLS+(plus)〜アクションカードを使用した新しい応急手当講習の提案.第19回 全国救急隊員シンポジウム(松山市)2011;2
6月手銭俊貴, 吉井友和, 橋口尚幸, 小早川義貴:病院前救護における警察機関と消防機関の連携強化の取り組み.第14回 日本臨床救急医学会総会・学術集会(札幌市)2011;6 ※平成23年度 一般財団法人救急振興財団「救急に関する調査研究助成事業」
6月吉井友和,手銭俊貴,橋口尚幸:学校におけるアクションカードを使用した応急手当講習の標準化を目指す取り組み~ BLS + (Plus) . 第14回 日本臨床救急医学会総会・学術集会(札幌市)2011;6
2012年6月吉井友和,出川徹,佐藤靖和,河瀬幸治, 橋口尚幸:病院前救護における救急隊員のニーズ発掘とその実現のための取り組み. 第15回 日本臨床救急医学会総会・学術集会(熊本市)2012;6 ※ 平成24年度 一般財団法人救急振興財団「救急に関する調査研究助成事業」
10月吉井友和,手銭俊貴,山内健嗣,橋口尚幸:アクションカードを使用した救命講習の普及への取り組みBLS+(Plus) 日本臨床救急医学会雑誌(JJSEM)15(5):690-697, 2012.
2014年4月足立早織,清水千景,吉井友和:アクションカードを使用した救急救命—組織的に動ける危機管理体制づくり(前編、後編).健 2014.4.5月号
5月吉井友和,佐藤靖和,手銭俊貴,布野慶人,橋口尚幸:アクションカードを取り入れた新しい救命講習の更なる普及と定期的な再講習を可能にするための方策. 第17回 日本臨床救急医学会総会・学術集会(下野市)2014;5 ※平成25年度 一般財団法人救急振興財団「救命救急の高度化の推進に関する調査研究事業委託」
9月吉井友和:今、もし、ここで子どもが倒れたら… どのように動けばよいのかしっかり把握できていますか? 救急救命士が教える救急危機管理のポイント.健 2014.9月号
2017年5月和田裕平,吉井友和,田中智久,大野康幸,原友和,山森祐治:病院前において救急隊員がクモ膜下出血と判断できなかった症例とその要因.第33回日本救急医学会中国四国地方会(米子市)2017;5
5月吉井友和,出川徹,竹田豊,橋口尚幸:学校における救急危機管理体制構築への取り組み 〜児童生徒を含めた学校組織の「救命の連鎖」完成に向けて〜.第20回 日本臨床救急医学会総会・学術集会(東京都)2017;5
7月和田裕平,藤原淳史,吉井友和,伊藤博,山森祐治:救急車内における静脈路確保の補助ツールの開発.第36回山陰救急医学会(江津市)2017;7
10月吉井友和:高齢者介護施設における心肺蘇生による心的ストレス軽減を考える〜救命の連鎖の「予防」に視点を向けて〜.第3回日本救護救急学会総会・学術集会(京都市)2017;10
2018年11月吉井友和,伊藤博,出川徹,橋口尚幸:高齢者介護施設における救急危機管理の現状と今後の展望.第26回全国救急隊員シンポジウム(千葉市)2018;11
2019年1月吉井友和,和田裕平,伊藤博,出川徹,橋口尚幸:高齢者介護施設における重症例の119番通報の現状と特徴〜早期通報のための解決策〜.第27回全国救急隊員シンポジウム(高松市)2019.1
12月吉井友和:多数傷病者に対応における出雲地区救急業務連絡協議会の教育体制と展開〜絵に描いた餅からの脱却〜.プレホスピタルケア2019;154:34-35
2020年10月生馬朋恒,吉井友和,出川徹,下条芳秀:先入観に囚われた若年者の急性心筋梗塞の一例.第36回日本救急医学会中国四国地方会(出雲市)2020;10
10月黒崎剛広,吉井友和,石飛奈津子,松原康博:救急現場における延命処置拒否の現状分析と展望.第36回日本救急医学会中国四国地方会(出雲市)2020;10
10月藤井宏崇,坂本航也,長岡高宏,吉井友和,出川徹,竹田豊,松原康博:住宅におけるAED到着の現状と解決策の考察.第36回日本救急医学会中国四国地方会(出雲市)2020;10
2021年10月藤井宏崇,吉井友和:AED設置場所と住宅との距離に着目した早期除細動体制の一考察.第7回日本病院前救急救命学会学術集会(WEB)2021.10
2022年1月錦織豊洋,吉井友和,岩下義明,渡部広明:状況評価からクラッシュ症候群を疑うべきであった症例の一考察.第30回全国救急隊員シンポジウム(高崎市)2022;1
2月吉井友和:チームとしてのコミュニケーションはどうあるべきか?.救急救命士ジャーナル2022;2(4):178-179
7月一柳保,竹田豊,西岡和男,吉井友和,脇田佳典:救急隊員が語る救急現場のコミュニケーション.へるす出版2022;7
10月吉井友和:出雲市消防本部における救急救命士の研究に対する意識調査.第8回日本救急救命学会学術集会(京都市)2022;10
2023年10月吉井友和,大木俊一,一柳保,脇田佳典:「救急隊員のための救急現場のコミュニケーション」のセミナー展開について.第9回日本救急救命学会学術集会(弘前市)2023;10
2024年2月松田遼,吉井友和,山田法顕:救急現場と医療機関での体温測定値の相違における現状とその要因.第32回全国救急隊員シンポジウム(名古屋市)2024;2
役員としての所信表明

 日本救急救命士会の評議員に選任いただき、誠にありがとうございます。第一期役員(理事)に立候補いたします、出雲市消防本部の吉井友和と申します。
 役員としての責務について、私は当初、その重責に対して慎重に考えていました。しかし、先日開催された救急救命士の処置拡大に関する緊急座談会に参加し、そこでの情報共有やディスカッションは非常に有意義でした。この経験を通じて、新たな可能性を感じ、役員としての責務を果たす決意がより一層強まりました。
 私は22年間にわたり、救急救命士として消防機関で活動してきました。この間、現場の救急活動や応急手当の普及に主に取り組んできました。その中で、現場や応急手当の普及に関連する多くの疑問や課題を解決するために、幅広い研究を行ってきました。特に教育に対しては強い関心を持ち、効果的な研修方法の模索や、後進の育成、教育と指導にも力をいれてきました。
 また、救急救命士としての専門性を他の職種にも還元するため、現在も保育園や小学校、中学校を中心に学校安全に関する研究を継続しています。私の救急現場で培った経験を活かし、学問的な基盤を築くことを目指しており、日本救急救命学会の教育研修委員会で担当理事を務めています。学会との協力関係を通じて相乗効果を生み出し、より多くの成果を上げることができると確信しています。


若松 淳

氏 名性 別生 年 月 日年 齢
若松 淳1969年4月24日55歳
現 所 属推薦人の有無設立時役職
弘前医療福祉大学短期大学部救急救命学科無し
学歴
1988年3月私立苫小牧中央高等学校普通科 卒業
2016年3月札幌医科大学大学院医学研究科修士課程 卒業
2022年4月札幌医科大学大学院医学研究科後期博士課程入学 在学中
職歴
1988年4月胆振東部消防組合消防署早来支署 消防士拝命
2018年3月胆振東部消防組合消防本部 退職
2018年4月弘前医療福祉大学短期大学部救急救命学科 講師 
2019年4月札幌大谷大学短期大学部外部講師(~2021年3月)
2022年4月弘前医療福祉大学短期大学部救急救命学科 准教授(現在に至る)
業績
2018年4月一般社団法人JPTEC協議会 JPTEC東北世話人
2019年4月一般社団法人日本病院前救急救命学会 評議員
2019年4月NPO法人日本国際救急救助技術支援会(JPR) 副理事長
2020年4月一般社団法人JPTEC協議会 学術部会員(エビデンス化ワーキンググループ長)
2020年9月独立行政法人国際協力機構(JICA)モルドバ共和国消防機材整備計画消防担当者
以上、現在に至る
(著書)
2018年10月共著,3訂版アトラス救助隊員のための外傷アプローチ, 編著,東京法令出版.
2019年1月単著, 本当に自信ありますか?その手技(シリーズ全6回)第1回血圧~第6回胸骨圧迫法, PreHospital Care, 第32巻(第1号)~第33巻(第1号),東京法令出版..
2022年12月単著,連載 「外傷病院前救護の現状 from JPTEC」骨盤骨折,救急救命士ジャーナル2(4)172-174,へるす出版.
2023年12月単著,連載 「外傷病院前救護の現状 from JPTEC」JPTEC(観察・処置)などに関するアンケート調査結果,救急救命士ジャーナル3(4)172-173,へるす出版.
2020年3月(原著)
共著, 木下裕太,外崎敬和,千葉智博,釜萢一正,中川貴仁,若松淳,立岡伸章,救命行動による救助者の身体的疲労-10分間の胸骨圧迫に伴う種々の生体情報の推移-,弘前医療福祉大学 弘前医療福祉大学短期大学部紀要, 第1巻(第1号),23-30.
2015年1月(総説)
共著,諌山憲司, 正井潔, 播磨賢, 若松淳,カンボジア国における救急救助技術指導の成果と課題,日本集団災害医学会誌第20巻第1号.
2019年3月単著, 若松淳,発展途上国への救急救助技術支援, 弘前医療福祉大学短期大学部紀要, 特集, 平成30年度公開講座実施報告・事業実施報告,第7巻(第1号).
(研究発表)
2020年8月(一般演題)若松淳,立岡伸章,中川貴仁,途上国における救急技術支援の現状と課題,第23回日本臨床救急医学会総会・学術集会,東京.
2023年10月(ポスターセッション)若松淳,菊池悠,松岡篤史,播磨賢,Current Status and Challenges of Pre-hospital Emergency Medical Assistance in Developing Countries,The 6th EMS ASIA 2023 Tokyo,東京.
2024年7月(一般演題)若松淳,中田圭,上村修二,小山雅之,中山龍一,原正浩,大西浩文,救急搬送患者の傷病程度と早期警告スコアの関係について,第27回日本臨床救急医学会総会・学術集会,鹿児島.
役員としての所信表明

 私は1988年に消防士を拝命し、1998年からは救急救命士として、我が国の病院前救護の変遷を経験した。その間に救急救命士法は2004年、2006年、2016年の法改正によって医療処置の拡大を繰り返し、国民のニーズに応えるように進化を遂げてきた。今後も、国内外の病院前救護による医療処置の効果検証を参考に、処置範囲の拡大が検討されるものと推測される。
 一方で2021年10月には、救急医療現場の負担増大を受けて、救急救命士の業務の場が医療機関に到着後まで拡大されるに至り、「病院救命士」という名称が一般化されてきた。このような状況は、救急救命士法施行以来の大改革であり、我が国の病院前救護から初期診療という概念を超越したシームレスな救急医療を展開する新時代の到来と言えるが、これを実現するためには職域を超越した日本救急救命士会の発展が不可欠である。
 私はこれまでの経験を活かし、残された職業人生の最後を救急救命士としての学術分野の確立と、社会的地位向上に貢献し、日本救急救命士会の未来を担う一翼でありたいと考えている。